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ドラマ「MM9」
エキストラの感想(24人分)
- サポーター会員 あきのりマン
- 潮の香を楽しみ、海と富士山を眺めながら、楽しく参加させて頂きました。この時期には珍しく過ごし易いロケで快適でした。これからもよろしくお願い致します。
- サポーター会員 高橋裕一郎
- サマザア間中達で沼津を発信する微助人さんは素晴らしい!沼津プロレスも頑張りま~す!
- 靴知
- お疲れ様です。 参加出来て、ありがとうございました。 帰り道どこか美味しい店などの案内などが欲しかったです。 これは、今回に限らず、地元以外の場合終わったあとのお茶をします。やっぱりそこの街も楽しみたいと思いますから。また観光スポットなどの資料もなお良いかもしれない。 意外と地元の方も知れないですし、地元活性化にも繋がると思いますから。では、今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました。
- のろじいさん
- 特撮ドラマ(映画)のエキストラに参加してみたかったので、楽しかったです。どのような作品かまだわかりませんが、放送を楽しみにしています。
- 小松崎洋志
- 初のエキストラ参加でしたが、魅力的な方々とお会いできて大変嬉しく思います。
- 皐月
- 初めて参加しました。警官役が男性だけで羨ましかったですけども、楽しくヤジウマ役をやらせていただきました。
- 大畑由利子
- 撮影現場を一度みてみたかったので参加出来てたのしかったです。スタッフの方々もとても親切で感じ良く待ち時間が長くてもあまり気にならなくて短く感じました。また機会があれば参加できたらなぁと思います。
- TUMO
- 映画、ドラマなどで、街の活性化を図る市民の皆さんのボランティア活動に、感銘しました。
- ビデオドリーム
- 樋口監督作品には今回で2回目の参加です。ビデオカメラを持ってのエキストラということで、そのまんまメイキングビデオに使えるということになります。満足出来る参加となりました。
- のびた
- 問2の目的は、映画やTVに出たいからです。問4は、画面に写ってれば、良かった。写ってなければ残念、です。まあ、これまで何度かロケに参加しましたが(微助人さんのは初めて)、ちゃんと写ってたのは一回きりですけど(涙)。でも、映画監督や役者さんに会えるので、写っていなくてもまた参加したいというのが本音です。
- ぱいんうっず
- 今回は天気も良くて、ピクニック気分でのんびり参加できました。スタッフの皆さんのご配慮に感謝致します。今回は海岸だった所為もありますが、地元の方が撮影現場内に平気で入ってきていたので、今後の同様の撮影の際には、状況に応じて何らかの対処が必要だと思われます。(スタッフの人員の関係等、中々難しいとは思いますが)今後も都合の付く機会がありましたら、是非とも参加したく、宜しくお願い致します。
- 金子裕也
- 偶然募集を見つけて参加しましたがとてもたのしかったです。その他大勢的な役割だと思っていましたが、まさか警察官の衣装を着るとは…とても良い経験ができました。また都合があえば参加させていただきたいです。
- てるみん
- 映画やドラマのワンシーンの撮影がどのように行われているのかがわかって、いい体験をしたと思った! エキストラに出たいという夢が叶ってスゴく嬉しいです! またロケがあったら参加したいです! 微助人の方々がとても気さくに話しかけてくれて、とても参加しやすかったです!
- ゆう
- 初めて参加させていただきました。貴重な体験が出来、非常に楽しかったです。近くで撮影する際には、是非誘ってください。今日はありがとうございました。
- outone
- 樋口監督の現場に参加できたことに感激しています。フィルム微助人の方の温かいバックアップあってのことだと思います。機会があればまた是非ロケに参加したいです。
- 堀合 毅
- 撮影に参加して微助人スタッフの方々の気の配り用は素晴らしいと思いました!今回のロケはとても楽しかったです!また俳優さん、女優さん、監督さん、撮影部隊の方々もextraの私達にも凄く気を使って頂きありがたかったし嬉しかったです!また是非参加したいと思いました!皆さんも是非エキストラで参加して欲しいと思います!良い作品になるように、また自分が映ってる?のかも楽しみのひとつですょ~!今日は楽しかったです~!
- 縦走野郎
- 撮影のロケーションは、天候も良く最高でした。昼休み明け12時40分集合で15時になっても、何の説明も無く待つのは風が強くつらかったです。それだけであとは、たいへんよかったです。ぜひ今後も応援したいです。
- 天
- スタッフの皆さんの対応が連絡の時点からとても感じ良く、気持ち良く参加できました。おかげさまでとても楽しく参加する事が出来ました。機会がありましたらまた参加したいです。本当にお世話になりありがとうございましたo(^-^)o
- お気楽マダム
- エキストラ参加は2回目ですが、遠方より参加されてる常連さんが多いのに驚きました。役者さんはじめ、多くのスタッフ・エキストラの人達によって作品ができる事を痛感しました。皆さんお疲れ様でした~。私は1日だけの参加ですが、撮影はまだまだ続くのですね。がんばって下さい!
- 匿名希望
- すごく寒い撮影で大変でしたが、撮影する度に色々な人と出会えるので良い経験になりました。また機会があったら、ぜひ参加したいです。
- 匿名希望
- 寒い中でとても大変でしたが、いい経験になりました。
- 匿名希望
- 最初の説明の時に「本番」と言われたら黙れくらいの注意はしてほしいかなあとは思いました。
- 匿名希望
- 今回、運よく中々体験することのできない経験をさせて頂き、ありがとうございました。微助人スタッフ、及び作品制作スタッフのの皆さんも、エキストラのサポートを一生懸命にして下さり、とても感謝しています。参加していて、皆様の地元を盛り上げようとする気持ちが、すごく伝わってきました。機会があればぜひ、また参加してみたいです。今回は、お疲れ様でした。すばらしい作品が完成するのを楽しみにしています。それでは~~~!
- 匿名希望
- 今回は一人での参加でしたが、他のエキストラさんといろいろな話をするのも楽しく、あっという間に1日が過ぎました。また、参加したいと思います。ありがとうございました。
レポート(saiteru/本堂契一)
- 同行スタッフ:saiteru
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今回のロケは、いつもとちょっと違うものでした。なにが違うって・・ハリプロメンバーを含む地元住民の熱意によって誘致されたロケだったからです。実際、ロケを誘致するのは簡単な事ではありません。小さい努力の積み重ね、葛藤、挫折、出会いをくりかえし、やっと1つ誘致できるか、できないか・・。それが現実なんです。でも!でも!そんな地元の熱意を感じとってくれたのが、今作品の監督、樋口監督だったのです。
今回の作品は、撮影前日の準備にも全面協力をさせてもらいました。樋口監督、制作スタッフ、ハリプロスタッフ、ボランティア(エキストラ)の方々が一丸となって、翌日の撮影シーンの為に砂の造形(?)作業を行なったのです。それは!それは!すごかった!冬の寒い海にもかかわらず、男性陣が「暑い!暑い!」と汗をかきながら作業をしている。重機も投入され「どこの工事現場?」と思ってしまうぐらい大掛りな作業を行なったのです。出来上がりは・・作品を見てのお楽しみですが、とにかく一つの作品(ひとつのシーン)を撮るということが、こんなに大変なことなんだと改めて感じる日となりました
さて、私の仕事は、撮影に参加するエキストラの対応です。今回は、樋口監督の名前がそうさせるのか(?)、遠方からの参加者が多く、参加者が無事に現場に到着する事ができるのか心配でした。しかし、特にトラブルもなく、皆無事に集合。しかも、風もなくとてもいい天気だったので、雨女の私としては、ホッとしました。
撮影には、必ず待ち時間との戦いがあります。今回の作品も例外ではありませんでした。まずは、待機から始まる。エキストラの皆さんの待ち時間は長い・・長い。が、エキストラの皆さんは現場での時間を前向きに過ごしてくれたのでとても助かりました。
撮影は、いくつかのグループに分かれて行いました。前日の作業で造った『モンスターの足跡&卵』を見て、驚く『野次馬』とそれを見張る『警官』です。
警官役の人は、衣装に着替えて待機。その姿を見た地元の見物の方たちが「なにか事件でもあったの?」と質問してくるほど警官姿に馴染んでいました。確かに、撮影隊、野次馬、警察がいたら「なにかあったの??」と思ってしまいますよね(笑)野次馬役の人の演技も本物だと思ってしまうほど、リアルな動きをしてくれていましたからなおさらです。そして、野次馬の中にはワンちゃんも2匹参加してくれました。長い撮影時間にも関わらず飼い主さんのしつけがよくできているようで、とても行儀がよく、大人しかったので、皆に可愛がられ現場の『癒し』となってくれました。
撮影は、朝から日が暮れる直前まで行われました。野外での撮影は、本当に大変ですが、監督のご好意で、最後には全員で作った力作!『モンスターの足跡』をバックに全員で記念撮影をしました。監督・俳優・スタッフ・エキストラ・ハリプロスタッフ・地元の協力者・微助人みんなでの記念撮影は、今後も記録として、また、記憶として残っていくと思います。この作品に携わった皆様本当にありがとうございました。
- サポーター会員:本堂契一
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1月の早朝、沼津市志下海岸。。。
本日は、エキストラではなくスタッフとして参加です。撮影スタッフや、エキストラの皆さんを「お迎えする立場」になると、いろいろと心構えが違ってくるものです。まずは天候や気温。
1月の屋外ロケだし、寒かったら気の毒だなぁ、風が強かったら砂とか舞って大変じゃないかなぁ、などと思ってしまいます。
エキストラの立場なら、着込むとか、カイロを大量に持っていくとか、とりあえず自分の防寒対策だけを考えればよかったのですが、今回はそうもいきません。しかし、当日は風もなく、日差しも暖かで、ひと安心でした。さて、エキストラの皆さんの到着状況を把握しなければなりません。
参加確認は、前日までに微助人スタッフがおこなってくれていたので、参加者の一覧表があったのでいいのですが、前日までに参加確認をするのも大変だろうと思う訳です。
今回のエキストラさんは、自家用車で来る人も、バスで来る人もいて、さらに県外から来てくれる人もいます。集合場所がわかりにくいらしく(地元以外の人は、わからなくて当然ですが…)スタッフで右往左往しました。
そして、スタッフの一人はバスの到着時刻にあわせて、バス停まで迎えに行ったのですが、バスで来るはずの人は全員揃わず…
最終的には、皆さんが時間までに集合できたのですが、確認が済むまではヒヤヒヤしました。
なのでエキストラ参加の皆さん!今後は遅れそうな時、集合場所がわからなくなった時は、早め早めにスタッフに連絡してくださいね。
それでも、微助人スタッフが困るだけならまだ何とかなりますが、エキストラが揃わないことで、撮影に重大な支障をきたすこともあります。また役者さんを待たせたりしては、オオゴトですからね。
ちなみに、普通は集合してから撮影に入るまで、エキストラさんには待ってもらうことが多いのですが、当日突然撮影予定が早まって、集合してからすぐ撮影なんてこともありますし、時代設定がある作品では、衣装替えやメイクに時間がかかることが多いので、やっぱり集合時刻は厳守でお願いします。この他、一般見学者の対応とか、お弁当の手配、トイレの心配、安全管理、役者さんや撮影スタッフへの様々な配慮・・・ 微助人スタッフさんは、エキストラ手配のたびに、大変な手間を掛けて段取りしてくれているんだと、実感した1日でした。
ではまた現場でお会いしましょう。
レポート(金子)
- 同行スタッフ:金子
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どんな作品も、オファーが入ってからロケが成立するまでには、いくつものエピソードが誕生する。経験上予測はたてられても、どのような結果に落ち着くのかは都度どきどきワクワクするもの。
「MM9」は通常ルートの制作スタッフからのオファーではなく、「まちを元気にしたい」という地元の思いをくみとってくださった、(開催イベント、トークセッション事業講師としてご協力を頂いた)(1)樋口真嗣監督のご好意によって沼津はロケ候補地に選ばれた。加えて、事業を通して樋口監督の気さくなお人柄に触れ、時間を共有した(2)地元関係諸団体トップの迅速な受け入れ態勢と、この二つが揃ったからこそ成立した作品といえよう。
もう一つ特筆すべきは(3)民間、企業、行政が三位一体となった、沼津では初の協働支援作品であったこと。樋口監督の「沼津で撮影できますかー?」の甘~い声かけに呼応して、当会フィルム微助人と、沼津市・沼津商工会議所・人材育成事業の研修メンバー・ハリプロメンバーと立場の異なる新たな仲間がそれぞれの得意分野を果敢に発揮し支援を行った。後に22年4月からは有償専従職員を沼津市、沼津商工会議所内に2名配置という快挙!10年間の夢が叶ったのは、この作品の協働体験があったことは言うまでもない。
この場をお借りして、本作品に関わった地元の皆様の多大なご協力ご理解に感謝申し上げます。ありがとうございました。
< 前半 >21年11月 ロケが来るかも?
■きっかけはココ。映画「日本沈没」の樋口真嗣監督が沼津でロケハンをやる!?
フィルム微助人(正会員、サポーター会員)が中核となって沼津商工会議所とタッグを組み、1年間の期間限定で取り組んだ事業「さあ来い、ハリウッド!大作戦 ロケでまちが元気になるプロジェクト」(略称:ハリプロ)実行委員会で、11月23日ロケ誘致によるまちおこし事業への地元周知を目的としたトークセッション(交流会と記者発表会も)を開催した。
講師には後援でお世話になるNPO法人JFC(ジャパンフィルムコミッション)さんと、顧問の財団法人日本映像国際振興協会さんのご紹介を頂戴して、樋口真嗣監督をお招きする幸運を得た。
樋口監督といえば、映画「ガメラ 大怪獣空中決戦」「新世紀エヴァンゲリオン 劇場版」の特撮監督として多くのファンの憧れでもあることはもちろんのこと、静岡県で撮影が行われ、当会でもエキストラ手配支援を行った、映画「日本沈没」(ロケ地:沼津市片浜海岸)、映画「隠し砦の三悪人」(ロケ地:小山町、御殿場市、裾野市)の監督として静岡県ともご縁がある監督として知られている。「日本沈没」は冒頭で沼津が最初に沈没するとあって、沼津市長から「なぜに沼津が最初に沈没するのか、教えて欲しい」とプロデューサーを通じて監督から回答を頂戴した。という地元民にとっては親近感沸いたエピソードもあった。
「ロケで活性化するまちづくり」と題したトークセッションでは、地方のロケーションを如何に活かすことができるのかを、映画監督ならではの具体的な映像作品をもとにお話いただけるとあって心弾ませた。くわえて、経済視点からのフィルムコミッションに詳しく映像プロデューサーや地域プランナーと多彩な顔をお持ちの谷國大輔さんと、映画に関心の高く観光に視点をあてた施策に取り組み「沼津お宝探し」を行っている、栗原裕康沼津市長とご三方が壇上にあがった。11/17 トークセッション開催の一週間前、なにやら樋口監督からご相談があったと、担当チーム長から電話連絡が入る。「来年1月クランクインのテレビドラマの総監督をされる予定。で、海亀のような怪獣が卵を産む砂浜の海岸を探している(大きなわだちができるが、現状回復する)。当日、その話しもしたいので制作者1名を帯同したい。詳しいことは別途相談との流れになりました。~当日午前もしくは翌日のロケハンを想定して準備したいと思います。みなさんのご協力をお願いします。」とな。おおー!
これを受けたハリプロスタッフ及び研修期間中のロケコーディネーターボランティアは心躍りロケ支援準備モードに入る。監督は当日ご宿泊いただくから二次会でお話も伺ってから翌日ロケハンにしよう。と内外調整。どんな作品支援も今回と同様に、「学園ものの映画(作品形態)で、高台から見下ろす校舎(ロケーション)が欲しい」といった具合で、少量(おおまかな)の情報と希望が映像制作者から入ってきて、我々は創造を膨らまして、どのロケーションを紹介しようか。と、まちのなかを見渡し、適したロケーションをピックアップし一発目の提案を行う。その後、具体的に何をどうやりたいのか?海岸の周辺に何が欲しいか?といった打ち合わせを複数回繰り返した後に、適合するロケーションをみつけ、ロケーション管理者の許可を得られて、結果ロケ誘致が実現する。綿密な仕込みと迅速かつ寛大な地元関係者の受け入れ対応が求められるのだ。
■11/23 12時 トークッション本番 監督単独ロケハン
東京からお越しいただく講師の谷國さんはトークセッションより早めに到着し沼津市街地をみてまわってくださることになっていた。スケジュール通り2名のスタッフが車でまちを案内する。講師として、に加えて、映像制作者の立場としてまちを見てくださること、まちの地形的、風景的な特徴をつかみロケ地としての可能性を見出してくれる作業ともいえる。なんて、ありがたいことだ。
私が会場設営準備に東急ホテル階段堤に到着すると、「我入道の渡し船」付近に樋口監督らしき人影を見つける。「あれれ?あんなところに樋口監督がいるぞ?」「うわぁっ、ありがたい。樋口監督もまちを見て回ってくださっているんだ」と、その場で知った。■11/23 14時半 講師控え室
お二方が会場に戻り、予定どおり、控え室ではトークセッション打ち合わせ。樋口監督と制作スタッフのお二方から、作品の企画書を受け取り、作品の概要を教えていただく。
日ごろフィルム微助人の取材、映画舞台挨拶の司会、声優学校での先生を務めていて、「ロケ誘致とはなんたるか?」を熟知している高橋恵子さんが、この日のトークセッションコーディネーターを務めてくださる。高橋さんから質問。「樋口監督、壇上でMM9のことをお尋ねしてもいいですか?」。「もしくは、いつか沼津でも撮影できたらいいなーと思っていることだけでもお話し、進行してもいいですか?」と打ち合わせ。■11/23 16時 トークセッションスタート
入場は無料だが、チケット制だからどなたが実際に参加されるのか事前把握しきれなかったが、会場に座って驚いた。定員200名の席がほぼ満席で、スタッフは立ち見。市職員、議員さん、NPO団体、業界関係者、企業経営者、ロケ地オーナー登録者などが三分の二を占める。県外からもいらっしゃるようだ。一般の方も家族連れ、ご夫婦揃ってなども多く、予想外の顔ぶれに感動する。これからのロケ誘致活動に期待をもがもてそうだ!と心躍った。
打ち合わせどおり(コーディネーター高橋さん)「樋口監督、沼津でも撮影できたら?とご期待もお寄せいただいていると…」(樋口監督)「今は未だ話せないんだけどー」(コーディネーター)「監督教えてくださいよー」の押し問答。「沼津のまちをみてきて思ったが、東京からも近いし可能性はあるよね。食べ物も美味しいしね」「僕は沼津といえば、こんな思い出がある…」と監督の口から沼津について語れることに200名の参加者は沸いた。打ち合わせどおり、作品については触れられなかったが、過去の話、よその話ではなく、地元で近い将来に起きうる出来事、可能性があると聞いたら、それだけで誰もが心躍る。誰もが主役になれる(可能性ある)まちおこしのスタート場面である。■11/23 18時 交流会スタート
交流会のメインの一つにロケーションコンテストの表彰式があった。樋口監督のお人柄に甘えて監督には長時間プレゼンテーターを務めていただいた。参加者はお酒が入って雰囲気も上々。樋口監督の大ファンで北海道から参加してくださった方に監督は快く記念撮影もしてくださる。ロケ弁コンテストで優勝したイタリアンレストランのオーナーはどんなロケ弁が喜ばれるのかを監督から伝授いただく。「現場は忙しいからね。さくっと食べれるものがあるろいいよね。ブリトーなんていいよね」と。千葉県からも参加くださったロケ支援団体さんも監督にアプローチする。などなど。監督の気さくな人柄に連鎖して会場は熱気に溢れた。交流会終了後、会場の装飾として飾っていた「日本沈没」と「隠し砦の三悪人」のロケレポートを載せたA0版サイズの掲示物(ロケ支援作品の映画公開時に「沼津シネマサンシャイン」さんに掲示しているもの。)に、「記念に監督のサインをもらおうよ!」とスタッフが監督のもとにやってきた。監督は「こんなの作っているの?僕も欲しいよ」と、おっしゃって、ササッとサインをしてくださった。(あっ、監督にお渡ししていないと、レポート書きつつ思い出す)サインもさることながら、掲示物をほめてくださったことがこれからも掲示物を作るのがんばろう!と励みになった。で、今もこうやってレポートを書いている。
■11/23 21時 打ち上げスタート
会場を沼津港「さかなや千本一」さんに移して、樋口監督、制作スタッフ、谷國さんを囲んで、スタッフ30名で打ち上げ。翌日のロケハンに向けて、監督に、カラー印刷した沼津内にあるいくつかの海岸写真をお見せしながら、ロケーションイメージを伺う。
一方、私の携帯が鳴る。国交省の所長さんからだ「交流会で、監督に国交省管理のロケーションをご紹介したら、関心をもたれた」「今、富士の担当事務所に連絡したら明日ロケハンできると承諾をもらった。何時に行くか検討したら教えてくれ」「もうひとつの今沢海岸は、現在工事中で通常入れない。うちの職員を合流させて案内する」といった内容。「おおっー!祝日のこんな夜遅くに、そんな承諾をとりつけていただけたのですか?ありがとうございます」。通常有り得ない迅速な対応に驚きと感謝。フィルム微助人活動では得られなかった地元有力者の迅速な協力から、この日のトークセッションの成果だなー、講師陣の夢膨らむトークのおかげだなー。酒の席で盛り上がっている会場の傍らで、そんなやりとりをしながら翌日のロケハンスケジュールを仕込んだ。
監督たちは、宿泊先の東急ホテル支配人さんたちと数名で三次会へ突入。私は自宅に戻りロケハン仕込み。■11/23 0時 ロケハンスケジュール計画 (メーリングリストでの報告メールより)
家に戻り、今日決まったこと、予測を盛り込み翌日のロケハン予定を報告する。こうしておくことで、当日スケジュール変更になって別手配が必要なときなどにスタッフがスタンバって、迅速に臨機応変な対応ができることが可能になる。 言い換えると、不確定要素を含んだスケジュールでは動けない、迅速な判断と手配ができない。となると、ロケ誘致のチャンスはなくなってしまうと言えよう。一年間で「ロケに優しいまち」を作るために、「ロケーションライブラリー構築」、「ロケ弁コンテスト」「交流会」「ロケコーディネーター育成セミナー」「ロケハンツアー」などの複数の事業を行ったわけだが、こと映像制作者に対して直接的に関わる事業のロケ支援では、この部分が一番の要になる。フィルム微助人が培った仕事の仕方を、座学の「育成セミナー」と「走りながら考える」スタンスでロケ支援の現場で実践的に研修を行っていく役割がフィルム微助人にはある。その実践編研修のスタートだ。本日はお疲れ様でした。二次会にて樋口監督と、および宮武さん杉山さんと電話にて、以下のとおり予定をたてました。明日は以下の予定でロケハンを行います。
【24日 樋口監督ロケハン】
参加者:樋口監督、岸根さん(制作)、山本、大石、甘中、金子
探し物:砂浜海岸と道路(怪獣ドラマ)、広野(別作品)
10時 東急ホテル(車2台)
我入道海岸(沼津市)(沼津市:杉山さん合流)
牛臥海岸(県土木)(連絡とれたら、静岡県:坂田さん合流)
志下海岸(県土木)
昼食:冨久家(うなぎ)は営業時間11:30~のため、時間的にあわないと思われる
富士海岸方面で、旨いランチあるだろうか?(大石さん、富士の方>>
富士海岸に向かう途中もしくは、終了した後に昼食時間になるであろうと予測する。
・昼食後
・富士海岸(国交省)(連絡来る予定、職員さんと待ち合わせするかも)
・富士宮 大沢扇状地
・希望によっては、御殿場周辺
14時 三島駅
【補足】
・富士海岸は、現在工事中。であるがために、造作が容易かもしれない。(今後の調整課題)
・我入道、牛臥、志下海岸は3箇所似ている。よって富士海岸入れる。
・海岸以外の、シーン、ロケーション探し必要。道路を入れる。
【作品】
舞台は気象庁、主役は国家公務員。第一話で砂浜海岸を使用する。■11/24 ロケハン(ロケーションハンティング)
前日のおよそ予定どおりに当日は進んだ。午前に「沼津埠頭」を追加し、食事はロケーションライブラリーのロケ地集めに組合として協力してくださった「冨久家」さんのうなぎで元気になり。午後は「富士海岸」「大沢扇状地」と、扇状地の管理センターのモニター室をロケハン。監督とお別れする頃は、日暮れであった。■11/24 これからのロケ地固め
家に戻って、ロケハン報告と今後のロケ地を確保していくための指令を出す。これまでなら一人でやっていた仕事も、研修中のロケコーディネーターさんと共に作業分担を行って、みんなで取り掛かる仕事として役割と目指すものを記していく。
この時点で、国交省、県土木、海岸近隣マンション、喫茶店、公民館、防衛庁、砂防ダム、沼津埠頭の許可打診の役割分担を終える。■メインロケハンに向けて、スタッフ皆で手分け作業
来るであろうという期待のメインロケハンに向けて、監督から要望のあったロケーションが使えるのかどうかの現地確認作業に移る。「ここだがダメなら、あそこはどうだ?」と、地元ならではの地域情報とコネクションを駆使できるかどうかポイント。メインロケハンまでの二週間、私からの指示メールはおよそ60本。スタッフからの報告メールあわせると約2倍。「使わないかも?」の可能性でも応じてくださるロケ地オーナーさんの許可をとっていく。(言い換えると、「使うかどうかわからない」状態では対応いただけないロケーションは、この段階で外していく。余談だが、だからロケ地になることを理解してくださっているロケ地オーナーさんがいることが日ごろの活動において大切なのだ。)
※ ちなみに、この月は同時に6本の作品支援を同時並行で進行。・11/26 喫茶店探し
牛臥海岸周辺の喫茶店を探す。「はまゆう」さんの既存入手写真に加えて「OLIVO」「珈舎」「あずみ野」「リバージュ」さんの写真をスタッフ手分けして撮りに行く。のちに「カフェ&レストランOLIVO」さんがロケ地となる。
・11/30 平屋、海岸扉探し
「楽寿館」「隆泉苑」「東付属邸」「個人民家」「松城邸」「かもしか小屋」などをご紹介。
・12/4 海岸扉探し
富士海岸の扉使用許可には前向きに防衛庁が検討してくださっているが、撮影許可が撮影日までに下りない可能性が判明。 ・志下海岸周辺の許可
数日にわたっての砂浜造作物の確保。扉開閉など安全面の確保などで許可難航するが、関係機関からの働きかけによりOKでる。沼津市名での申請。
・その他アタック
たばこ自販機探し、「国立沼津工業高等専門学校」「サンビーチ静浦」さん、静岡ガス工事■12/11 メインロケハン
本作品にとりかかってから2週間。無事にメインロケハンに漕ぎ着けた。メインロケハンとは、監督さんをはじめ助監督、美術、照明、制作などの役割、仕事が異なる方が5~10名位でロケーションを実際に見に来るもの。この段階は、ロケ候補地を絞り込んでご覧いただく。立場の異なる制作者の視点を含んでロケーション確認をして最終的に一つのロケーションに決定するために重要であり、こちら側も要望に応じたロケーションを提供できているかどうか?と緊張する。また、ロケ地として90%確定した状態のメインロケハンの場合は、美術等の搬入のため必要な計測も行う。8:45 サンビーチ静浦場所確認(甘中、金子)
9:00 志下海岸集合(土屋、泉田、甘中、金子)
たばこ屋5件 確認
エンゼルハイム静浦 挨拶
9:45 御用邸 久保田所長 訪問
西付属邸内 所長オススメ建物 確認
ゼンリン地図コピーさせていただく
10:50 制作者到着 ロケバス2台(9名)
東付属邸 ※滞在期間:2分
茶室
11:10 西付属邸 所長オススメ建物 確認
西付属邸を見る
11:50 OLIVO アポなし訪問
12:20 沼津港 食事「なな輝」
12:50 出発
たばこ屋流し見る。この時点でたばこ屋なくなる。
13:00 志下海岸(杉山さん合流)
テトラポット登る。カメラは漁港から。
扉確認
漁港側確認(矢田さん合流)
14:20 解散
(土屋)たばこ屋 挨拶
(泉田)エンゼルハイム静浦 たばこ屋(尾鷲さん)挨拶
(甘中、金子)サンビーチ静浦 挨拶
14:40 OLIVOさんにて、スタッフ打ち合わせ会■準備、準備、準備…
こうやって日々準備を重ねて、沼津でのロケ地は確定した。[海岸・道路シーン]志下海岸と周辺道路、[喫茶店シーン]OLIVOさん。たかだか大きく2つ(求められたロケーションは、もう2つ3つあるが…)のロケ地であるが、ここに至るまでには複数の候補地をあげ、撮影にとって使い勝手含むロケーションが最適か、許可はとれるか?と、可能性を膨らませては絞り込む作業を繰り返し。撮影当日と搬入搬出の前後の3日間に、ロケ地近辺で工事がないか、工事はお休みしてもらえるか。カメラに映りこむ可能性がある不法駐車車両を撤去できるか。海岸と道路を隔てる扉の開閉を撮影シーンにあわせて行うことが可能か。海岸に造作するわだちを3日間確保するにあたり住民の安全を確保できるか。撮影日に釣り客等の協力を得て敷地を確保できるか。着替え等で使用する控え室の公民館は休館日だが使用が可能か。撮影に必要な大型車両数台とエキストラ参加者用として大型の駐車場は近隣にあるか、使用ができるか。砂浜の造作をするにユンボを操作できる地元の協力者は手配できるか。弁当手配。雨天時の対応はどうするか。などなどを確実に詰めていく作業が伴う。さらにこういった一連のロケ地確保に低い制作費予算で地元協力を得ていく。
エキストラ手配支援は、全国にエキストラ参加を希望する登録者が3000名以上いることから朝飯前と言えるまでに熟練してきたが、ロケ地手配支援は、地元の受け入れ態勢を十分確保できていないため、作品支援毎に、ゼロからの仕込みが求められる。
また、地元として撮影日にどんなおもてなしができるか。ロケ支援の記録及び地元理解のための広報を行うためのマスコミ報道を入れさせてもらうことが可能か。「百聞は一見にしかず」、今後のロケ受け入れ体制整備のため各行政機関トップに現場視察を行ってもらえるか。作品支援都度、それ以降の作品支援に繋げていくための作業も欠かせない。
通常、専従職員をもたないボランティアスタッフのみで支援しているフィルム微助人ならば、やりたいことも諦めてしまうようなロケ支援の一つ一つの作業も、本作品はハリプロスタッフ(企業経営者、行政職員含む)の協力によって、多少のトラブルも解決させつつ確実に一つ一つを抑えていくことができた。パーフェクト!
< 後半 >22年1月 いよいよ?ようやく?ロケだ!
■1/17 ロケ本番前日
16日、日ごろロケでお世話になるカタケンリースさんのユンボ納品に立ち会う。制作者希望の「0.25」サイズはあいにく無く、大きめの「0.45」にした。前日までの準備は万端。 17日は「海岸砂浜のわだち作り」。8時、担当スタッフ4名到着。9時前、樋口監督はじめ制作スタッフから7名。穴掘り要員として、ハリプロスタッフ8名。エキストラ登録者から一般募集かけて3名。ユンボ操作2名。お茶&お貸し出し2名。わだち完成後に周辺安全確保するためのカラーコーン設置に沼津市から1名が現場に集まった。スコップ片手にした樋口監督と田口特撮監督の指令のもと、ユンボで砂浜を大きく掘る。ユンボを操作するのは「緑香苑」社長さん。(建設業の友人から、どんなことをやりたいのかおおよそのイメージしかないがユンボで細かい動きをさせるには技術が必要だと教わった。更にボランティアで1日協力してくださる方を探した。)設計図があるわけではないから、監督の「こんな感じ、あんな感じ」を少しずつ具現化しながら掘っていく。ユンボが掘り終えたところから、穴掘り要員スタッフが穴周辺をスコップで微調整していく。小さな渦巻きに似た穴の道は、横幅500m、縦幅200mにもなった。早めの午後で終わる予定が夕暮れまでかかった。「いやー0.45で良かったよ。もっと大きいユンボでも良かったな(笑)」「この穴だと、明日には崩れる可能性あるから、撮影前に補修が必要だよね」とユンボ操作のお二方が口を揃えて言う。
樋口監督「金子さん、今日はビデオカメラある?メイキング映像で撮っておこうよ」で、ビデオ手配して記録を残す。
昼には、女性2名が暖かい珈琲と茶菓子をもって駆けつけてくれた。制作者、ハリプロスタッフ、エキストラ登録者さんと三者はこの日出会ったばかりだが、一緒に汗を流した仲間として、茶菓子を食べる頃には自然と笑みがこぼれ会話が弾む。樋口監督からの差し入れ茶菓子も登場して「こりゃ、大人の砂遊びだね」の監督の言葉に、一同「砂遊びかー、なるほどね」「よしっ!午後もがんばろうよっ」と互いに声をかけあった。
途中、現地訪問してくださった行政機関の方2名が、「ふーふー」息を切らしている穴掘りスタッフの様子を見かねて、スーツのズボンを捲し上げて「よし、俺も掘る!」と助っ人に入る。
ようやく日暮れで終わる頃、「疲れたー」と言いたげな面持ちの皆だったが、どちらかというと、やったこともないわだち作りに関わった達成感と、明日の撮影でどんな風に使われるか?楽しみだ!という期待感の方が大きかっただろうと憶測する。私は無事に前日までに用意が整ったという安堵と明日の準備で頭はいっぱい。皆さんに挨拶と御礼をして解散した後、樋口監督とお会いしたくて参加したという富士市から来た男の子を引き止めた。「監督にご挨拶してから帰らないのかい?」。彼は自分で作った作品集アルバムを樋口監督と田口撮影監督に見せた。彼に監督両名は「やる気があるなら、明日からうちに来るかい?」と声をかけた。彼はその後どうしているかな。活動をしていると静岡県内に戻ってきたものの映像産業に関わりたい、夢を叶えたいと思っている方が期待を込めてエキストラ参加という形で出会うことが年に数回ある。当会は彼らにどんなお手伝いができるかと事業に反映させる。「ロケ誘致はどんなまちおこし効果があるのか」「ロケで町が元気になる」とは、このような出来事、撮影までのプロセスに意味がある。東京でなくて、住んでいる自分たちの街で出会える出来事に意味がある。第一線で活躍する人たちの仕事、一流の場を間近に触れる。そこから発展する出会いは無像にある。こういう機会の場を創ることができるのがロケであり、我々の担う役割だと思っている。今回は監督両名がチャンスとも言える言葉をかけてくれた。なかなか見かけぬやりとりに驚いたのと、地元の思いを汲み取ってくださったことに感謝。「大人の砂遊びだね」と周りの人の気持ちをつかんでしまう樋口監督の魅力に、私も活動がんばろう!という勇気が沸いた。
現場撤収後、スタッフは打ち合わせを行って岐路に着く。■1/18 ロケ本番 志下海岸編
ロケ当日の私の役割は主に、地元関係者に対してロケ誘致への理解を求める仕事。当日までに各スタッフの役割分担は予め終えておき、当日突如訪問してくださった方には、人に寄っては仕事をお手伝い願ったり、見ていただきたいポイントと今後協力を求めたいことを説明したり、今後に繋がる財産をつくること。20名ほどのコアスタッフがそれぞれの役割を遂行する。エキストラ出演者の面倒を見るのはフィルム微助人スタッフ。助監督の指示に応じて、エキストラ出演者に指示を行っていく。田口撮影監督に一日付き添って、前日準備したわだちをシーンごとにあわせて補修するスタッフ。海岸と砂浜を隔てる扉を開閉するスタッフ。カメラに入り込むゴミや人を取り除いていくスタッフ。撮影進行にあわせてボランティアスタッフが自分たちの仕事をしていく。何てすばらしい連携プレイ!と自画自賛。
午前、報道関係者が到着(毎日新聞、静岡新聞、広報ぬまづ)今回はドラマということと、非公開情報が多くてこれが限界。後に静岡新聞はこの撮影を機会に樋口監督の単独取材を行った。
複数名の市議会議員さん訪問。「ロケがどういうものか」現場を見て今後のロケ受け入れ環境を整えるためのご理解を願う。
栗原沼津市長到着。車を降りると早々に樋口監督に近寄って「昨年のトークセッションでは世話になりました」「ようこそ沼津で撮影をしてくださいました。ありがとう」と樋口監督に言ってくださった。あー感無量。こんな日が来る事を10年間願っていた。我らの首長が撮影隊に「ようこそ」と言った!「ロケでまちが元気になる」仕掛け取り組みは、国の観光立国施策にもあるように「観光」(国の光を(優れたもの)(風光をくまなく理解する)観る)の原点にたち、施策に添った活動でもある。
昼時、沼津商工会議所からは、地元「沼津ブランド」で生まれた数々の食ブランド商品と熱い沼津のお茶のふるまい。撮影スタッフや役者さんに会議所職員さんが、沼津の食べ物がいかに美味しいか。また食べにきてくださいと熱弁をふるっている横で、「これ、なんだ?美味しいぞ」と6、7名が回し食べ騒いでいる。「なに、なに?」とのぞくと、羽野シーフーズさんが開発した「ひものカリカリバーガー」だった。自社製の豆アジの干物を油で揚げ、レタスなどの野菜を挟んだライスバーガーで、味付けは「オーロラソース」「焼き肉のたれ」「わさびマヨネーズ」の3種類から選べるそうだ。沼津港にあるショップで購入できるが、沼津港に暮らす私もはじめてライスバーガーの姿を見た。次回グルメ番組にはコレを一押し紹介しようとネタ帳にメモした。
志下海岸とともにロケ候補地にあがっていた国交省管轄の富士海岸。今回はロケ地には選ばれなかった。志下海岸と比べると、富士海岸は海際から防波堤までの距離が長く面積が広くなる。志下海岸には手頃感があったのだ。で、お世話になった国土交通省沼津河川国道事務所の宮武所長はじめ職員さんが、今後のロケ受け入れ環境を整えるべく現地視察に訪問してくださった。樋口監督は職員さん達の制服に興味津々で尋ねてくださった。所長「今日は現場に入るときと同様の制服です。ヘルメットも着用します」などなどのやりとりがひとしきり続く。映像制作の現場では、小道具、持ち道具、衣装などリアルさを求められるわけで、日ごろ知り合いの監督さんから静岡の「湯灌」はどうやってやるのか。道具はどういうものを使うのか。なんていう問い合わせにも応じている。
リアルさでいうと、前日掘った「穴、わだちの安全確保」のために周囲に設置していたカラーコーン。「沼津市」とか「沼津市観光交流課」などと文字が入ったカラーコーンと虎テープは、撮影時にそのまま活かされた。「あれれ?沼津という設定ではなかったのだけど、いいのかしら?」と心配していたが、夜の撮影で判明したのが、撮影車両は沼津ナンバーがつけられ、喫茶店シーンでは「志下海岸」というセリフもあって、あわてて台本を確認したら、準備稿にはなかった設定、このシーンは沼津になっていたんだと理解した。わー嬉しい。
本作品の脚本を手がけた伊藤和典さんも大きなワンちゃんを連れて現場入り。「今日は東京からお越しですか?」「いえ、熱海にいるんですよ」あれま、静岡県民なのか。勝手に親近感を寄せてみました。そんなこんなで大きなトラブルもなく安全に無事撮影は終了した。と思ったら…。
撮影隊撤収後、さぁて「わだち」の穴埋めをしようと、制作者がユンボを操作したところ、思うように穴を埋めていけない。周囲は日も暮れて真っ暗のなか。スケジュールどおり数時間で穴が埋められるのだろうか?とっさの判断で、知り合いの建設業者8名に電話相談。「明日、ユンボ操作をしてくれる職人さんを手配できないか?」年度末でどこも公共事業などで職人さんのスケジュールは埋まっている。何とか職人さんの手配がついたところで、今日は撤収。明日うちらで現状復帰を行うので皆さん解散しましょう。と号令をかけた。ユンボをレンタルしているカタケンリースさんに電話。「今日お返しできなくなりましたー」「いや、この時間だから、そうじゃないかなーと思って、明日引取りしようかと思っていましたから大丈夫ですよ」いやーなんていう機転の利き方。感謝、感謝。さっきまでたくさん人がいたのに、あれれ?誰もいない。スタッフ2名で志下海岸の掃除を終えて喫茶店シーンの現場(カフェ&レストランOLIVOさん)へ移動する。先に別スタッフが受け持ちし撮影は終盤を迎える頃だった。道路側のスペースで撮影を行い、通常キッズルーム営業している部屋が控え室とした。このように部屋の仕切りがある施設は撮影には重宝する。キッチンにはオーナーとご家族が緊張した面持ちで撮影を静止している。
「はい、カットー!」「終了、おつかれさまでした」のかけ声のもと、速やかに撤収。その合間、第一話である本撮影の監督である古厩監督にご挨拶する。OLIVOさんのご要望でサインをおねだりした。イラスト付きで丁寧にサインをしてくださって、古厩監督の処女作から観ているというハリプロスタッフとしばし談笑。撮影最後の時間になって古厩監督の気さくなお人柄に触れて、私もホンワカした。古厩監督と樋口総監督両名のサイン色紙は「OLIVO」さんに飾られる。
最後に残ったハリプロスタッフ3名と私で、撮影隊にお別れを告げて見送った。■1/19 穴埋め お片づけ
18日は疲れてさすがにバタンキュー。19日朝6時。仲間に協力要請のメールを流す。「【募集】19日本日 穴埋め作業 お手伝いできる人」。8:30、私とハリプロスタッフ1名、知人の建設業者さんから職人さんが1名。計3名で穴埋め作業をスタート。
「うっ、すごい運転操作技術だ!」海岸が、みるみるうちに平らになっていく。大きなシャベルを器用に動かして、3cmほどの厚さの砂も平らにならされていく。1~2mの深さがある溝の上をユンボはバックさせながら穴を埋めては砂をならす作業が続く。人間二人はなすすべもなく、穴より遠ざかったデコボコ砂地を地道にシャベルでならす。
昼時、3人で防波堤の上で弁当を食べた。「あー昨日はココに200名近い人がいたんだな。どんな作品に仕上がるのかな。今日もポカポカ天気よくて良かったな~」なんて、撮影を終えた安堵をゆっくり味わった。この3日間、日課でこの防波堤に集まる地元のおじさん達と「お騒がせします。今日もよろしくです」と、撮影に協力をいただけた。「今日で終わりかい?ようやく終わったんだね」と声をかけてもらった。
日が暮れる前に作業は終わり、岐路につく。■後日 記念撮影写真が届いたよ
3月制作者さんから郵便物が届いた。礼状と記念撮影写真が入っていた。18日の撮影終了後、ご好意に甘えて撮影隊、エキストラ、スタッフみんなで記念撮影をした。みんなが立ち並ぶ後ろには、「モンスターが出没したと思われるわだち」がある。カメラマンは防波堤の上に登ってパチリとやったわけだ。忙しいさなかに、たくさん紙焼きしてくださって、こうやって送ってくださるなんてぇー、ありがたいことです。ひと手間かけた仕事、予想外の郵便物に驚いた。
作品公開の発表がなされた暁には、エキストラさんにお送りしようと心の準備をし、2010年5月27日の記者発表を待ちに待った「MM9」沼津組スタッフ一同であった。■ビバ!「MM9」7/7放送スタート!
(沼津市民でなくて、大きく出てみました)静岡県民のみなさん、静岡県出身のみなさん、出張や観光で一度でも訪れたことがあるみなさん。7/7MBS放送をご覧くださいね。「iPad」でも無料配信されるそうです。
ちなみに7/7は、フィルム微助人の設立記念日です。祝!祝!祝!放送後、地元からの良い反響がでてくること、新しい出会いがあることを楽しみにして…。
※撮影にあたり地元協力者さん一覧は、ハリプロホームページ事業報告書ページご参照のこと
このロケについて
| 放送/公開 | 2010年7月7日(水) |
|---|---|
| 出演 | 尾野真千子、高橋一生、石橋杏奈、中村靖日、松尾諭、皆川猿時他 |
| 監督 | 総監督:樋口真嗣、監督:古厩智之、特撮監督:田口清隆 |
| 配給 | 毎日放送 |
| 制作 | 株式会社ゼネラル・エンタテイメント |
| 撮影日時 | 2010年1月18日(月)、準備1月17日(日)、片付1月19日(月) |
| 撮影場所 | 志下海岸、扉前、OLIVO |
| 募集内容 | 17日:穴掘りボランティア、18日:野次馬、警官、刑事他 |
| 支援形態 | ロケ手配、エキストラ手配 |
| 受入機関 | NPO法人フィルム微助人 |
| 公式サイト | http://mmmmmmmmm.jp/ |

